
CR-Zですが、予約のうちほとんどが20-30代の男性、とのこと。ホンダの予想では子育ての終わった50代の夫婦がターゲット(実際ホームページにも仮想ターゲットとして夫婦像があった)であったとのことですが、実際のところこのルックスで50代をターゲット、というのはちょっとキツイような気もします。あまりにアグレッシブなわけですが、BMW7シリーズがガツンとモデルチェンジし、しかもiDriveを採用したとき、それまでの7シリーズの客層がついてこれなかった(しかしそれはそれで新しい客層をゲットした)ことを思い出します。
正直、ぼくの年齢でもCR-Zの外観はちょっとためらわれるものがあり、運転するには気が引けるスタイリングでありますが、これに関してはなんとも説明しがたいのですよね。「派手」という点ではミニの方が派手ですし、ガヤルドはその上を行くでしょう。派手な車に乗ることは気にならないのですが、CR-Zの場合はチトぼくの考える「派手」とは異なるのですね。
実際のところかなり気になる車でして、その分真剣にいろいろと考えてみるわけですが、フィットのエンジンにハイブリッドシステムを積んでフィットより燃費が悪くなってる、というところが微妙であり、いっそハイブリッドを取っ払ってチューニングした高回転型の1.5Lエンジンを積んで重量1トンくらいに抑えた方が燃費もスポーツ性も良かったんじゃないか、と考えたりするのですよね。
なので、ぼくにとってこの車を選ぶとなれば、それは「ハイブリッドだから」という理由しか残らないわけですが、とにかくいろいろなメーカーの考え方や方向性について考えさせられる車であり、CR-Zはある意味実用車では無く「付加価値」を与えたスペシャルティカーとして捉える必要がありますね。
月販目標1000台という控えめな数値を見ても、この車が大衆性を持たない、またそれを意図していないことは明白であり、ある種これからのホンダのイメージリーダー的な役割も兼ねていることが想像できます。要はそれをぼくが受け入れることができるのかできないのか、ということですね。
車、そしてメーカーとしての姿勢は非常に評価できるものですが、それがぼくの目的とマッチするのか、もしギャップがあれば、それをぼくが埋めるだけの余裕を持っているか、というところが最終評価の分かれ目です。